異世界転生もの。
不遇職に付いた主人公が、ヒロインをお嫁さんにするために冒険者最高位を目指す話。
クラス概念があって、ダンジョンがあってと如何にもよくある異世界もの。
不遇職からのスタートでざまぁ展開が最近のよくあるテンプレだが、今作品は違う。
一途にヒロインに振り向いてもらうためにひたすらに塔を登っていく。
そのために自分の職を極めていく。
段々と主人公の頭のおかしさが露呈していく。
それに伴ってどんどん強くなっていき、ヒロインとも仲良くなっていく。
個人的にヒロインに一途な目的がブレない主人公が好き。
チート臭い能力に発展させながら、それでも更に上には上がいるのがバランスが良い。
最後まで同じ熱量で描ききった素晴らしい作品だった。