火・金・日がネット小説レビュー。それ以外は株・猫・ゲームの雑記。

真・女神転生Ⅴ レビュー&クリア感想

真・女神転生Ⅴを全クリしたので、総感想。
全体の感想と、各ルートの感想。
最後の真・ニュートラルエンドが最高に良かった。

総感想

真・女神転生Ⅲを正当進化させた形の女神転生。
前作・前々作の真Ⅳ、真ⅣFとはかなりテイストが異なるので、そちらを期待すると注意。

ストーリーはやはり女神転生っぽく薄い。
この辺りは真Ⅲを引き継いでるので、本当に関係だとか世界観とかほとんど設定のみという感じ。
後、各エンドは、歴代と比べてだいぶマイルドになっている。
ちょっと一般受けを狙っているのかも知れない。

本作の一番の売りが、オープンフィールドの探索と悪魔合体、そしてシビアな戦闘バランス。
とにかく一周目はボス戦などがギリギリの戦いになり、常に緊張感を持って戦闘できたので楽しかった。
反面、鍛えすぎたので周回では楽々だったのだが。

最初から最後まで一番きつかったのは、悪魔全書のマッカ。
このゲームとにかくマッカがキツキツで、ダウンロードコンテンツ無しだとマッカ稼ぎが面倒くさい。
そのくせ全書等で膨大なマッカを要求されるので最後まで稼ぎ方法に悩まされた。

後、面倒くさかったのが周回時のダンジョン探索。
魔王城とラスダンの回廊はジャンプアクションやギミックを毎回解かなければならないので、ひたすら時間がかかる。
全エンド回収までに最低4周必要なので、その度に面倒くさいアクションを要求されるのでこれはなんとかしてほしかった。

ロウルート

いつもの一神教エンド。
絶対的な一柱の神が全人類を支配して守っていく!という感じ。
思想はともかく今回のロウの組織であるベテルはちゃんと人間を守ってるし、各神話の悪魔も部下にして支部にしたりしてるので柔軟性が高くて良い組織だった。
終盤のアブディエルは悪くない。太宰が悪いよー、太宰が。

ただ今回どのエンドにも言えるのだが、各ルートの悪魔と人がルート確定時にさっさと死んで後を託される形になる。
その影響でこういう世界に主人公がしました!
以降は、その世界が続いていきます。
といういつにもましてエンド後が薄い。

カオスルート

多神教エンド。
それぞれの信じる神を選ぼう!その結果、その神が間違っても自己責任ね。という感じ。
多様性を認めているようでいて、結局人間は神の下の奴隷。
大体今の資本主義を象徴している気がする。

ただ今までのカオスのように完全な弱肉強食。力こそ全てで弱者は死ね!ではないので、マイルドなカオスっぽい。
ロウもマイルドだし、今回はロウ・カオス共にマイルド。

ニュートラルルート

王座ぶっ壊しエンド。
絶対的なシステムは壊して神や魔と戦える力を与えるから、強くなって全人類が神と魔と戦おうぜ!
弱かったら死ぬけど仕方ない。でも俺は人間を信じてるよ!
という無責任ルート。

八雲が真面目な相州戦神館學園八命陣の甘粕っぽい感じで、ひたすら人間を信じてる。
間違った方向に、だと思うけど。
たぶん全エンドで一番酷いことになりそうなエンド。
修羅の道だと思う。

ただ八雲と女媧はいいキャラで、各ルートのコンビの中では一番好き。

真・ニュートラルルート

たぶん2周目以降で解禁されるルート。
上のニュートラルルートの派生。

全神魔を消去して人間のみの世界を作る。というシンプルなルート。

ずっと相棒だったアオガミと別れるシーンが最高に良かった。
全神魔の消去には相棒のアオガミも含まれるため、アオガミは主人公の意思を尊重して自ら消えつつ、主人公は葛藤しつつも決めた望みを叶えるため別れを受け入れる。
これが最後のルートで本当に良かったと思えるエンドだった。

+α マッカ稼ぎ

メガテン5は、全悪魔揃えるまでのマッカ稼ぎが辛い。
自分がやったマッカ稼ぎを紹介。

オダイバ回り

オダイバの自動販売機を回る。
途中のサキミタマが湧いてたら、それも狩る。
大体2~3万ぐらいの稼ぎになる。
そこそこ早く復活するので、後述のマッカ稼ぎの合間に復活してるか確認するといい。

邪神マダとの交渉・マッカ脅し

神意の「死中の後光・壱」「死中の後光・弐」の習得が必須。
後、仲間にマダを加えておく。

万古の神殿 3階に大量に湧いているマダとエンカウント。
一匹だけ残してわざと瀕死に。
たまに向こうから命乞いしてくるので、マッカを要求する。
命乞いして来なければ、交渉で戦闘を打ち切る。(マッカをくれることもある)
マダを全部狩ったら、別MAPに移動して再び戻るとまたマダが湧いているので再開。

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