おすすめネット小説 : 転生令嬢ヴィルミーナの場合

タイトルは悪役令嬢っぽいのだが、序盤に若干そんな要素を匂わせただけで、中身は全く違う。
異世界の経済と戦争を描いた戦記物、歴史物が一番近いかな。

内容も魔法中心ではなく、異世界かつ魔法がある中での産業革命中の時代背景といった感じ。
戦争も銃を使用した近代的な戦争となっている。

話的にはここから市民革命を含んだ民主主義とどう向き合っていくかというのがメインテーマとなっていくのだろうか。
現状は各国との政治的なやりとりと経済的な話が中心。

キャラがそれぞれ立っていてかつ現実的な人物として書かれているので読んでいて面白い。
戦争を描いている時の国家としての話と、身近な人達を書いている時の周りの話がギャップがあってそれぞれ魅力的。

本格的な戦争・経済物として秀逸な作品。