クリアしたので感想。
トロコンはやろうとしたけど、つまらなさすぎて辞めた。
目次
総感想
凡作!
色々と良い部分はあるのに、全体的な完成度が低くて不満点も多い印象。
一言で言うと、新しいヴァルキリーのゲーム
なので、ヴァルキリープロファイルの続編だと思うとがっかりする。
実際アクションゲームとなったことで、プロファイル時代のRPG要素はほぼ消滅している。
前作から受け継いだのは、ヴァルキリーの設定とか、エインフェリアの設定、マルチエデンィング形式ぐらい。
完全新作と思うこと。
ストーリー
内容は非常に良かった。
最初から胡散臭いオーディンとか、イメージ違いのフェンリルとかあるが、エインフェリア4人は非常に良く設定が練られていて感情移入できた。
問題はちょっと短すぎて、エインフェリアが4人揃った後、すぐに終わりだったこと。
中盤部分がすっ飛ばされている感がある。
このせいでオーディンが褒めていた状態から、いきなり叱咤するようになって、情緒不安定な人になってしまった。
全体的な流れは、プロファイルと似ているのに深みがない。
戦闘システム
アクションシステムは、最高。
非常に軽快に連続攻撃できつつも、敵の攻撃も緩くないので難易度は低すぎない。
個人的に高速戦闘システムとして、一番気に入ったシステム。
スタイリッシュで爽快である。
装備
武器は固定の6種類。
キャラクター
エインフェリア4人が良いキャラしてた。
追憶での過去話の体験は全部まとめて小説に出来るぐらいしっかり作られている。
それぞれの話にしっかり感情移入できた。
ただやはりそれ以外は登場キャラクターが少なすぎて語ることが少ない。
設定上、オーディン以外の神が死んでるので仕方ない部分もあるが。
マップ
ひたすら一本道。
ステージクリア型で、一ミッションごとにリザルトが出てクリアとなる。
サイドストーリーもメインストーリーのマップの一部分を切り取っているだけなので、マップ数は少ない。
不満点
ここからはやっていて気になった不満点。
エインフェリアが少ない
今作のエインフェリアは、4人しかいない。
おまけに属性は6属性あるのに、対応しているエインフェリアは4人だけなので、属性分すら足りてない。
まあさすがに6人いたとしたら、ボタンの設定の切り替えの手間がかかるとかもあって、面倒臭さが勝ったかもしれないが。
ただ弱点が敵に存在しない風属性の魔法が実質死んでいたり、闇属性の魔法が一種類しかなくて使いにく過ぎたりと魔法の優劣にも関わってきている。
やはりせっかくのヴァルキリープロファイルの売りであるエインフェリアが僅か4人なのは不満が残る。
武器の切り替えが面倒くさい
今作は、敵に属性の弱点以外に、武器の弱点も設定されている。
しかしこの武器の弱点は、属性と違って画面に表示されない。
攻撃して初めて判明する。
これにより弱点武器で攻撃しようとすると、非常に面倒くさい。
なぜなら武器は6つもあるのに、2つしか装備できないから。
これにより装備中の2つに弱て武器がなかった場合、メニューを開き、装備を変えてまた攻撃して合っているか確かめるという動作がいる。
めちゃくちゃ面倒くさかった。
ボリュームが少ない
上記のエインフェリアが少ないにも通じるが、ストーリー・サイドストーリー・エインフェリアと、どれを取ってもボリューム不足。
ヴァルキリープロファイルのような装備品がなくなったり、エインフェリア同士の組み合わせもない以上、残りはもうストーリーだけになってしまう。
そこが薄いため、良いシナリオではあるのだが、やはりボリューム不足と言わざるをえない。
トロコン
武器熟練度が地獄。
Normalで全クリアしても、全武器Bぐらいだったので、トロフィーの条件である全武器SSSはむちゃくちゃな時間がかかる。
おまけにこのゲームは、熟練度を引き継いでのニューゲームもないので、SSSにするにはひたすら周回が必要。
コマンドRPGならともかく、アクションRPGで地獄の周回はきつすぎる。
さすがに心が折れたので、トロコンは諦めた。