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SF宇宙戦争。
記憶を無くして宇宙を彷徨っていた主人公が、偶然と常識外の発想で英雄へと勘違いされていく物語。
いわゆる勘違いものに近いが、異なる作品。
基本的に宇宙関係はフレーバー的な要素に近く、知識は必要ない。
宇宙関連を魔法とかに置き換えても十分通用する。
作者の他の作品も好きなので、相変わらずいいキャラの魅力の出し方してるなあという感じ。
勘違いものの常として主人公の内面と外面が一致していないというのがある。
その場合大体は主人公の一人称と、他者視点の三人称を交互に書くなどとして落差を出す。
自分はコレが苦手で、勘違いものは基本的に読まないし、評価しない。
しかし本作品は三人称視点でずっと描かれていて、主人公にも謎がある。
基本的に主人公は脳天気な感じだが、時折暗い面を覗かせるのでそこも魅力になっている。
一度、応募のために作品を取り下げられたが、再度掲載中。
これから先も期待したい。