ハイファンタジー。
サラリーマンが異世界転移して異世界でひたすら好かれて成り上がっていく話。
正直、勘違いものに近くて登場人物全員が主人公を持ち上げていくので、苦手。
書き方も主人公の一人称なのだが、何かと言い訳っぽくサラリーマンを口癖にしていて微妙だった。
タイトルのサリーマン戦記というのも現代の主人公がサラリーマンだったぐらいで特にタイトルに意味はない。
が、それでも地球と異世界の違いによる転移者の特異性を真面目に設定されていて、それが話に組み込まれていたり、色んな背景がしっかりと作り込まれているので、世界への考察部分は面白かった。
あとひたすらみんなに好かれるが主人公はヒロイン一筋なのも安易なハーレム展開にならなかったのもヨシ。
良い部分と悪い部分があってなんとなく読んでしまう作品という感じ。