ハイファンタジー。
斜陽の帝国の皇帝に転生した主人公が、帝国を立て直していく話。
非常に凝った世界観で作られた真っ当な異世界戦記もの。
政治・経済・戦争とバランスよく描かれていてどれも読み応えがある。
それに加えて重すぎないように主人公の一人称で描かれているので読みやすいのも好み。
転生者自体が周知されていて、それが歴史として組み込まれているのも面白い。
魔法使いとしては最強格な主人公なのに身を守るのに使えるだけで、帝国全体としては真っ当にやるしかないのもバランスが取れてる。
長く続いて欲しい作品。
書籍化されていたので、買おうと思う。